楊戩(ようせん)
宋朝高官の一人。体制側の立場から梁山泊との間接的な関わりを持つ人物。
第3巻「輪舞の章」
第6章 地好の星
禁軍の将軍の一人として名前が登場する。青蓮寺が立案した、梁山泊を島から引きずり出して殲滅するための囮作戦において、前線で攻撃を仕掛けさせる指揮官候補の一人として検討される。
第9巻「嵐翠の章」
第4章 地走の星
三万の禁軍を率いて流花寨へと進軍し、梁山泊軍の本隊を南へ誘き出すための巨大な囮としての役割を果たす。史進や林冲の旗を掲げた騎馬隊による執拗な挑発を受けても、岩のように堅固な陣形を崩さず、徹底して防衛に徹する冷静な指揮を見せる。
第5章 地暗の星
梁山泊軍が北の戦線へ引き返したのを見届けると、深追いすることなく悠然と軍を退き、その真の狙いが敵主力の足止めであったことを証明する。
第12巻「天地の章」
第4章 地蔵の星
禁軍の有力な将軍として趙安の分析に登場する。一定の調練は積んでいるとされるが、その真の軍事的能力については趙安ですら「測り難い」と評する不透明な存在として記されている。
第13巻「白虎の章」
第4章 地飛の星
禁軍の一部を率いる将軍としてその名が挙げられた。童貫元帥からは、趙安と同様に実戦において自由に活用できる駒の一つとして見なされている。
第14巻「爪牙の章」
第4章 天究の星
禁軍の将軍として一万の兵を擁し、梁山泊包囲網の一翼を担う主要な指揮官の一人として名簿に記される。
第6章 地猛の星
開封府の軍中において、童貫元帥や高俅らとともに全戦線の推移を見守り、大軍の動静に目を配る立場に留まる。
第15巻「折戟の章」
第3章 地遂の星
帝の使者として趙安と宿元景の陣を訪れ、北京大名府占拠に伴う即時撤退の勅命を伝える。
第5章 地察の星
禁軍の将軍として三万の兵を維持し、童貫とともに開封府の防衛と軍の再建にあたる。
第17巻「朱雀の章」
第1章 天立の星
童貫の出動に触発される形で、北京大名府にて自らの軍の調練を強化する。童貫の圧倒的な統率力と比較されつつも、禁軍の将軍として組織の引き締めを図る。
第18巻「乾坤の章」
第5章 地奴の星
禁軍の将軍として、開封府に戻った童貫の動向を見守る。禁軍府での童貫と青蓮寺の会談の場に現れ、決戦に向けて軍の緊張が高まる中、童貫から開封府の守護を厳命される。
第19巻「旌旗の章」
第5章 天捷の星
開封府での権力闘争のさなか、侯蒙の冷徹な意向を常に気にかけながら立ち回る。李富の掌の上で翻弄され、自らの意思を通せずにいる。