田虎(でんこ)

田虎。威勝を拠点とする猟師出身の男。青蓮寺の李富が背後から煽り育て上げた新興叛乱勢力の首魁。梁山泊に対抗するもう一つの叛乱として機能させるための駒として利用されているが、その素性は謎に包まれている。

第10巻「濁流の章」

第1章 地威の星

威勝を拠点として青蓮寺の鈕文忠の支援を受けながら勢力を拡大する。梁山泊を牽制するための「もう一つの叛乱」として青蓮寺に育て上げられた存在。

第11巻「天地の章」

第2章 地全の星

威勝で叛乱を起こした猟師。青蓮寺の支援と鈕文忠・唐昇らの指導を受けて急速に勢力を拡大し朝廷を揺るがす叛徒としてその名が浮上する。

第4章 天地の星

二千人規模の勢力を率いて開封府に異を唱えており、梁山泊の宋江・呉用・晁蓋の間でも新たな戦略的脅威として認識される。

第12巻「天地の章」

第1章 地健の星

威勝を拠点とする叛乱軍の首領として名前が挙がる。実際には元官軍の唐昇が軍を指揮しており、田虎を頂点とする田一族は城郭で贅沢な生活を送る「飾り」のような存在であると評される。

第3章 地正の星

梁山泊の勢力拡大を阻むため、青蓮寺の李富が画策する計画の中で、西方の叛乱勢力として利用される対象となっている。

第4章 地蔵の星

聞煥章の分析において、兵力は数千規模であり、世直しを標榜しながらも実態は賊徒に過ぎない勢力であると語られる。

第13巻「白虎の章」

第3章 地僻の星

威勝で叛乱を起こした頭領だが、双頭山の勢力拡大により人材が集まらないことに苦慮している。青蓮寺からは、民への略奪を抑えるための資金援助を受けているが、実際には官側の意図に沿って動かされる操り人形としての側面が強い。

第14巻「爪牙の章」

第1章 地急の星

威勝を拠点に世直しを掲げるが、実際は一族とともに勝手な振る舞いをし、梁山泊とは志を異にする賊徒同然の存在として描かれる。

第3章 地短の星

自らの偽装叛乱を梁山泊に逆手に取られ、石梯山に「替天行道」の旗を揚げられたことで、その基盤を脅かされ始める。

第15巻「折戟の章」

第4章 天損の星

盟友であった鄔梨の忠誠心を疑い追い詰めるなど猜疑心にまみれた末路をたどり、全軍を挙げて石梯山に迫るが、銅鞮山からの逆落としの際に張清が放った飛礫を頭部に受け、頭蓋を割られて絶命する。