真婉(しんえん)
蔡慶の妻。女真の小さな村で夫との暮らしを営む、芯の強い女性である。夫が己の誇りのために危険を顧みず行動しようとするとき、それを止めるのではなく、一人の男の決断として支え抜く度量を持つ。
第17巻「朱雀の章」
第6章 地損の星
蔡慶の妻として、女真の小さな村で夫との間に宿った新しい命を守りながら穏やかに暮らす。梁山泊の銀を独断で阿骨打に託し、その責任を取りに戻ろうとする蔡慶の決断を、一人の男の誇りとして全面的に支持する。子供が生まれ大きくなっても夫を待ち続けると誓い、蔡慶が堂々と故郷へ発つのを笑顔で見送る強さを持つ。
第18巻「乾坤の章」
第6章 地平の星
女真の地で蔡慶を支え、息子とともに穏やかに暮らしていたが、遼軍の突然の襲撃に遭遇する。蔡慶が盾となって敵を食い止めている間に森へ逃げ込んで生き延びるが、夫を無残に殺され、焼き払われた村の惨状を前に蔡福とともに深い悲しみに暮れる。