蔡慶(さいけい)

蔡福の弟で兄と共に北京大名府で牢役人を務める。梁山泊の物資輸送を偽装護送として協力する人物。兄・蔡福と連携して危機の局面で立ち回る。

第12巻「天地の章」

第4章 地蔵の星

兄・蔡福と共に宋江の前に現れ、長年苦楽を共にしてきた協力者たちを「梁山泊へ行かなければ処断する」という非情な状況に追い込まれた苦悩を語る。

第13巻「白虎の章」

第5章 地退の星

兄の蔡福とともに闇塩の運営に従事し、梁山泊の軍資金を支える重要な役割を担う。定期的に梁山泊へ入っては盧俊義から直接の指示を受け、北京大名府時代の経験を活かして塩の道の生産現場を管理している。

第15巻「折戟の章」

第3章 地遂の星

兄の蔡福とともに戦後の梁山泊での会議に加わり、激戦の総括を見届ける。軍の再編に伴い、闇塩の道の維持や各拠点への物資配分など、兵站の実務的な役割を兄と分担して遂行する。

第16巻「馳驟の章」

第2章 地雄の星

女真の地で武器を集めるが、遼軍の接近に怯え、李逵の凄まじい戦闘ぶりに戦慄する。死を覚悟して剣を振るい、武器の積み出しに成功して梁山泊への凱旋を果たす。

第4章 地数の星

女真の地から五百頭の馬を引いて国境を突破し、双頭山の孫立へ引き渡す任務を完遂する。

第6章 地陰の星

功績を認められるも、引き続き女真の地に常駐して塩の道を護るよう聚義庁から命じられる。帰還する李逵や武松を蔡福とともに見送り、異郷での活動を続ける。

第17巻「朱雀の章」

第1章 天立の星

兄の蔡福とともに阿骨打の軍に同行し、国境付近での陽動工作に従事する。

第6章 地損の星

女真の村で妻の真婉と穏やかな時を過ごしながらも、梁山泊の戦死者の報に心を痛める。阿骨打の独立を支援するため、兄とともに梁山泊の銀を渡す決断を下し、共に責任を負うべく妻子を村に残して故郷へと発つ。

第18巻「乾坤の章」

第6章 地平の星

女真の地で妻の真婉や息子とともに穏やかな日々を過ごし、訪ねてきた楊令らに酒を振る舞って歓迎する。しかし、遼軍が村を襲撃した際、家族や村人を逃がすために一人で立ちはだかる。数十名の敵兵を相手に獅子奮迅の戦いを見せた末、無残に切り刻まれながらも壮絶な戦死を遂げる。