蔡福(さいふく)
北京大名府の牢役人で処刑執行人や囚人護送担当を務める。盧俊義や柴進と繋がりを持ち自身の立場を利用して梁山泊の物資輸送を囚人護送として偽装する協力者。弟の蔡慶とともに危機の局面で立ち回る。
第9巻「嵐翠の章」
第3章 地微の星
北京大名府の牢役人として、柴進らが仕組んだ偽造文書に基づき重要人物の護送を担う。王英らと山中で合流し、銀の檻車をすり替えるという危険な任務を冷静に完遂する。その後、囚人を確保したまま冀州へ戻り、自ら救援を求めることで疑惑を回避する工作を成功させる。
第12巻「天地の章」
第4章 地蔵の星
北京大名府の牢役人を務めながら、密かに盧俊義の下で塩の道に関わる人員を管理していた実態が明かされる。占領後の城内で、塩の道の機密保持のために梁山泊への移住を拒む者たちを説得する苦渋の任務に当たる。
第13巻「白虎の章」
第5章 地退の星
梁山泊の闇塩担当として、元北京大名府の牢役人の経歴を活かした活動を行っていることが語られる。生産拠点に関する詳細な指示を受けるため、弟の蔡慶とともに定期的に梁山泊を訪れ、盧俊義との面会を重ねている。
第15巻「折戟の章」
第3章 地遂の星
戦後の全軍会議に出席し、北京大名府の元牢役人としての知見を活かし、現地の情勢報告に携わる。燕青や孟康と連携し、闇塩の道を用いた物資調達や、新たな志願兵の背景調査などを後方から支える。
第16巻「馳驟の章」
第1章 天貴の星
呉用と柴進の会議において、女真の地での武器調達任務の適任者として名前が挙がる。
第2章 地雄の星
弟の蔡慶や盛栄とともに女真の地へ入り、族長と交渉して大量の武器を買い付ける。遼軍の襲撃を受けるが、武松と李逵の加勢を得て船への武器積み込みを完遂させる。
第6章 地陰の星
武器輸送を成功させた後も、女真の地に塩の道を定着させるため、蔡慶とともに現地への常駐を命じられる。原野の小屋で武松や李逵を見送り、新たな任務に備える。
第17巻「朱雀の章」
第1章 天立の星
阿骨打や武松、李逵とともに、宋・遼の国境付近で小規模な戦闘を引き起こし、両国の軍事的緊張を高める。
第6章 地損の星
女真の地を調査して回り、現地の部族と遼の支配関係を冷静に分析する。阿骨打が決起する際、梁山泊から預かっていた大量の銀を独断で提供し、同志としての信義を貫くために処断を覚悟して梁山泊へ向かう。
第18巻「乾坤の章」
第6章 地平の星
阿骨打の決起を支えながら、弟の蔡慶とともに女真の村で梁山泊からの物資を待つ。訪ねてきた楊令らを温かく迎え、女真の地での心得を説きながら交流を深めるが、銀の搬送中に遼軍の襲撃を受ける。村が焼かれ弟・蔡慶を失った後は、生き残った村人を連れて山中に新しい村を築き、阿骨打軍の兵站を支えるために腰を据える覚悟を決める。
第19巻「旌旗の章」
第1章 地満の星
女真族の地に留まり、将来の国造りを見据えて族長・阿骨打を支援し続ける。亡き弟・蔡慶の遺児を育てながら、梁山泊の人間としての誇りを持ち続け、北の地での再起の拠点作りに貢献する。