李師師(りしし)
開封府随一の名妓として知られ、徽宗皇帝の寵愛を一身に受けている。単なる愛妾ではなく、全国に配した遊妓やネットワークを駆使して、青蓮寺とは異なる独自の諜報網を統括している疑いがある謎多き女性である。
第16巻「馳驟の章」
第5章 天牢の星
開封府の妓街に広大な妓館を構え、お忍びで通う徽宗皇帝の寵愛を受ける名妓として名を馳せる。梁山泊が仕掛けた妓館放火の工作をきっかけに、単なる歓楽の場ではなく、皇帝独自の諜報網の中枢として機能している実態が浮かび上がる。
第6章 地陰の星
袁明の死後、皇帝から李富へと譲られる形で青蓮寺に合流する。袁明から託された「梁山泊をこの世から消す」という意志を李富に伝え、組織の再建を誓う。
第17巻「朱雀の章」
第3章 天巧の星
開封府の妓館にて燕青を客として迎え、彼の奏でる笛に耳を傾けながらその器量を測る。青蓮寺の李富の同志として、宮中への通路が閉ざされた現状を把握しつつ、梁山泊の漢たちの実力が想像以上であることを李富に告げる。
第5章 地狂の星
燕青と四度目の再会を果たし、媾合いを通じて互いの立場を越えた一時の交流を持つ。次に出会う時は敵対する運命であることを予見し、燕青に対して二度と訪れないよう警告を発して別れを告げる。
第18巻「乾坤の章」
第5章 地奴の星
李富との静かな時間の中で、戦況が膠着する中の互いの立場を語り合う。感情に流されず戦局や政治の先行きを冷静に見通す「同志」として、李富の思索を静かに支える。
第7章 地角の星
李富との深い関係を保ちつつ、青蓮寺の工作活動を背後から支える役割を担う。致死軍の公孫勝からも、青蓮寺と深く繋がる重要人物としてその存在を警戒される。
第19巻「旌旗の章」
第1章 地満の星
李富が仕組んだ罠の一部として、金明池に浮かぶ宋主の御座船を装った船上にその姿を現す。潜入していた燕青に視認され、宋主暗殺を狙う致死軍に強い心理的牽制をかける役割を果たす。
第2章 天威の星
亡き袁明の遺言を預かり、李富が精神的に成熟したと判断した絶妙のタイミングで手紙を渡す。単なる妓女を超えた、政界の影のフィクサーに近い高い洞察力を見せる。