郝思文(かくしぶん)
郝思文。関勝の旧知の人物で雄州に隠棲する元武人。過去の武人としての経験と現在の隠棲という対比の中に生きる人物。
第7巻「烈火の章」
第4章 天勇の星
関勝の副官として魯達の事件を精査し、店主が訴えを取り下げたことを受けて彼を牢城から解放する条件を提示する。魯達を自宅に招き、妻子の温かいもてなしと共に、弟「郝勝」に扮した関勝との対談の場を設ける。旅立つ魯達から、優れた器量を持ちながら官軍に埋もれている「弟」の将来を見守るよう助言を受ける。
第8巻「青龍の章」
第12巻「天地の章」
第2章 地傑の星
関勝の副官として、牢城付近での野営や厳しい調練を支える実直な姿が描かれる。
第4章 地蔵の星
知府の屋敷において、開封府から届いた一方的な縁談の使者への対応に苦慮する関勝を補佐する。
第5章 地隠の星
関勝が不当な処断を受けることを危惧し、単廷珪らと共に以前から反乱の覚悟を決めていたことを明かす。家族を先に梁山泊へ送り出した後、出発の日に軍営の広場で関勝と共に官軍離脱を宣言し、主君に従って歩み出す。
第13巻「白虎の章」
第2章 地祐の星
二竜山の副官として、総隊長の秦明を支える。青州軍三万の接近に対し、楊春を先鋒として送り出すなど冷静な状況分析を見せた。
第3章 地僻の星
双頭山の窮地を救うため、秦明とともに六百騎で強行軍を敢行する。疲弊する馬を労わりつつ、敵の包囲網を分断・攪乱するために戦場を駈け抜けた。
第4章 地飛の星
戦後、二竜山の代表として梁山泊へ向かい、軍議に出席して戦況を報告した。
第14巻「爪牙の章」
第5章 地強の星
二竜山の副官として秦明や解珍を支え、董万が率いる北京大名府軍の執拗な攻撃に対する防衛任務に従事する。物語の中での直接の描写は少ないが、精強な二竜山の将校として軍の規律を維持する役割を担う。
第15巻「折戟の章」
第3章 地遂の星
二竜山の副官として、董万軍の包囲下で兵たちの士気を維持し、防御線を厳重に管理し続ける。秦明の命を受け、撤退を開始した敵軍に対して歩兵部隊を率いて迅速に突撃し、大きな打撃を与える。常に冷静な判断を下し、戦後も秦明や解珍と共に軍の再整備を実務面から支える。
第16巻「馳驟の章」
第2章 地雄の星
董万の攻撃で被害を受けた二竜山の防御施設の修復指揮に忙殺される日々を送る。秦明から家族への向き合い方を教わった後、軍師の解珍からも背中を押され、息子である郝瑾を夜の原野へ連れ出す。そこで息子への深い期待と誇りを言葉にし、将校への昇格を正式に伝えて親子の絆を確かめ合う。
第17巻「朱雀の章」
第4章 地捷の星
二竜山の副官として秦明を補佐し、趙安軍との長期戦に備える。部下の失敗を決して見逃さない厳格さを持ちつつも、対話を通じて同じ過ちを繰り返させない指導で組織の練度を保つ。
第18巻「乾坤の章」
第2章 地獣の星
二竜山の副官として秦明を支え、息子の郝瑾を梁山泊から訪れた楊令の案内役に付ける。
第4章 天哭の星
二竜山の最終防衛線が崩れる中、秦明の中軍を守るために後方で奮戦する。敵の槍を受けながらも「副官は隊長より早く死ななければならない」と語り、微笑を浮かべて秦明より先に斃れる。