彭玘(ほうき)
彭玘。代州の有力な地主で呼延灼の軍師的存在。冷静な戦術眼と部下への細やかな心遣いを持つ。組織の論理よりも個人の信義を優先し、呼延灼以外の命令には動かない潔さを持つ。
第10巻「濁流の章」
第1章 地威の星
代州の開墾地で武松・李逵と交流し、梁山泊への複雑な関心を深める。
第2章 地軸の星
韓滔に呼延灼からの出陣要請を伝え、進軍開始。凌振の砲隊と合流する際に一触即発の緊張が走る。
第3章 天祐の星
寿張で梁山泊軍と対峙。呼延灼の策戦を支え、陣内への間者の潜入を警戒する。
第4章 地英の星
連環馬の策戦を胸に開戦前夜に亡き妻を想い覚悟を固める。高俅の命令を拒否し韓滔とともに軍を一時離脱。その後、李逵・武松に対峙する。
第12巻「天地の章」
第1章 地健の星
梁山泊本隊の上級将校として、呼延灼らと共に新体制の軍議に参加した。
第4章 地蔵の星
呼延灼から「第二段の指揮」を任され、北京大名府占領後は城内広場の管理や巡回兵の統轄、交替兵の選抜など、治安維持の実務を担った。
第5章 地隠の星
第4章末の節にて、呼延灼と共に朱富の店を訪れ、亡き盟友・韓滔が病を隠して闘っていた事実を明かした。韓滔が望み通りの死に場所を得たことを肯定し、自責の念に駆られる呼延灼を静かに慰めた。
第13巻「白虎の章」
第2章 地祐の星
梁山泊本隊の副官となり、代州以来の友である呼延灼や関勝の指揮下で禁軍・趙安の軍との戦いに臨む。
第3章 地僻の星
戦場での判断に悩む若き将校・郭盛に対し、上に立つ者の孤独や、指揮官が不用意に部下へ考えを漏らすことの危うさを説く。亡き友・韓滔の語り口を受け継ぎ、のんびりとした風情の中に鋭い洞察力を示して郭盛を導いた。
第4章 地飛の星
五丈河での撤退戦において自ら殿軍を買って出て、二百騎を率いて趙安の旗を目指す突撃を敢行する。項充・郭盛らが撤退する時間を稼ぐ囮となり、一騎も帰還することなく戦死した。