白寿(はくじゅ)
恩州の妓楼で愛する男に売られた少女。王英が潜伏先の妓楼で出会い密かな慈悲を示す存在。乱世の底辺に生きる民の悲劇を象徴する人物。
第14巻「爪牙の章」
第1章 地急の星
恩州の妓楼の女主人の私宅で暮らし、定期的に訪れる王英との時間を大切に過ごす。王英が梁山泊の一員であることは知らないが、命懸けの仕事に従事する彼を心から案じ、無事の帰還を願いながら献身的に尽くす。戦いの日々に疲弊した王英にとって、彼女の優しさは孤独な心を癒やす唯一の安息となっている。
第16巻「馳驟の章」
第4章 地数の星
恩州の妓楼で王英と密会していたところを、乗り込んできた扈三娘の凄まじい殺気に圧倒される。その後、扈三娘と半日ほど話し合い、彼女が用意した馬車に乗って自ら梁山泊へ向かうことを選ぶ。
第5章 天牢の星
王英の子を宿したまま梁山泊の営舎で暮らし、扈三娘とともに生活を始める。王英を拒絶する扈三娘と奇妙な連帯感を持ちながら、穏やかに出産に備える姿が描かれている。
第17巻「朱雀の章」
第4章 地捷の星
王英の女であり、梁山泊の練兵場付近で二人の赤ん坊を連れて穏やかに過ごしている様子が描かれる。予備隊を率いて過酷な調練に打ち込む扈三娘を傍らで見守り、戦場の喧騒とは対照的な母としての安らぎを感じさせる。彼女の存在は、戦いに身を投じる王英にとって、守るべき家族という象徴的な意味を持っている。