張敬(ちょうけい)

張横の長男。弟の張平とは対照的にまっすぐな気性を持ち、父の紹介状を携えて単身梁山泊近辺へと旅立つ若者。

第14巻「爪牙の章」

第2章 天平の星

父・張横から梁山泊へ行くことを告げられ、朱富への紹介状を携えてひとり南京応天府を出立する。幼い頃に遊んでくれた叔父・張順との再会を愉しみにしており、自らの力で生きていく決意を胸に新たな世界へ足を踏み入れる。

第15巻「折戟の章」

第4章 天損の星

叔父である張順のもとで水軍の調練に励み、石を抱いて水中に二日間も潜り続けるなど、驚異的な素質を見せる。梁山泊を訪れた父・張横と再会し、自らの意志で水軍の兵として生きる決意を伝えた。実戦の凄惨さを目の当たりにしても怯まない胆力を備え、阮小七からも一人前の漕手として認められるようになる。

第19巻「旌旗の章」

第4章 地明の星

叔父・張順に従い、流花寨を守るための潜水任務に就く。官軍の激しい火攻めに遭って水中に逃げ場を失いながらも限界まで潜り続け、石積みの隙間で陶宗旺に救い出される。意識を失うほどの重体だったが張順の懸命な処置で息を吹き返し、直後に息絶えた叔父の最期を看取って嗚咽する。