蕭譲(しょうじょう)
書道と文書偽造の達人。様々な書体を自在に操り、梁山泊の謀略に不可欠な文書工作を担う。知識人らしい落ち着いた風貌を持ち、その筆の力が時に剣よりも大きな効果をもたらす。
第2巻「替天の章」
第5章 地耗の星
金大堅とともに阮小二の家に匿われた書家であり、官軍の筆跡を模倣した偽の公文書を作成する役割を担った。
第8章 地魔の星
梁山泊の文治省の一員として、金大堅とともに複雑な偽造書類を嬉々として作成し、関門を通過するための通行証などの事務工作を担当した。
第3巻「輪舞の章」
第3章 天機の星
文書作成の達人として「文治省」で働き、精巧な偽造文書を次々と作成する。他人の筆跡を完璧に模倣する技術を活かし、北方の関所を突破するための通行証や商取引の証明書を偽造して梁山泊の物流を支える。彼の作る書類によって、騎馬隊に必要な軍馬の調達などが円滑に進められている。
第5巻「玄武の章」
第3章 地会の星
呉用たちの北方行脚のために、北京大名府の下級役人を装う精巧な偽の通行証を金大堅と共に作成する。呉用から留守の間の業務を託され、文書担当として梁山泊の行政実務を継続する。
第6巻「烈火の章」
第2章 地文の星
完璧な偽造書類を作成するだけでなく、梁山泊内で発行される文書や身分証などの文治的業務を一手に引き受け、組織の運営を支える。自らを「字を書くしか能のない男」と称しながらも、新しい国を作る夢に血を騒がせる情熱を秘めている。
第7巻「烈火の章」
第3章 地周の星
文治省の文書担当として、全同志の氏名や職掌を克明に記した詳細な名簿を作成する実務に携わる。この名簿は宋江が組織を正確に掌握するための資料として双頭山に届けられ、梁山泊の統治体制を支える重要な役割を果たす。
第8巻「青龍の章」
第4章 地悪の星
梁山泊の文書担当として、開封府から戻った間者の侯健から筆跡鑑定の相談を受ける。林冲の妻・張藍が書いたとされる名前の紙片について、大きな文字を真似るのは困難であるという専門的な見解を示す。直接の登場はないが、その鑑定結果が林冲に妻の生存を確信させ、決戦直前の行動に決定的な影響を与える。
第9巻「嵐翠の章」
第2章 地佐の星
梁山泊の文治省において、塩の道を安全に維持するための偽造書類作成に従事する。官軍が頻繁に変更する書類の形式を迅速に真似、輸送隊が怪しまれないための完璧な通行証を仕上げる。
第13巻「白虎の章」
第2章 地祐の星
文書作成の専門家として、梁山泊の商取引に必要な書類作成に従事した。偽造を防ぐために金大堅と協力し、書面の形式や印鑑を頻繁に変更することで物流の安全を確保した。
第5章 地退の星
孔明らによる造船所焼討ち作戦を成功させるため、完璧な官軍の通行証を偽造した。この精巧な文書によって、孔明たちは疑われることなく敵の関所を通過し、造船所内部へ潜入することに成功した。
第15巻「折戟の章」
第2章 地煞の星
北京大名府への工作員潜入を成功させるため、住人札や偽の書きつけなどの公文書を完璧に偽造する。
第4章 天損の星
呉用の指示を受け、高俅の筆跡を緻密に模倣した文書を作成し、宋朝廷を揺さぶる講和工作の武器として提供する。
第16巻「馳驟の章」
第1章 天貴の星
直接の登場シーンはないが、文治省の文書担当として、梁山泊の巨大な組織運営に不可欠な行政事務を統括している。配置表にはその名が記されており、激増する兵員や物資の管理を支える重要な役割を担っていることが示されている。
第17巻「朱雀の章」
第2章 地巧の星
文治省の文書担当として、呉用の命を受け蔡京の筆跡を完璧に模写した偽の書簡を作成する。双頭山に孤立した仲間を救うための策略の一翼を担い、金大堅とともに梁山泊の存亡を左右する極秘の偽造工作に没頭する。
第6章 地損の星
梁山泊の事務を支える中で宋江の訪問を受け、筆の腕前を讃えられて「聖手書生」という綽名を授かる。長年望んでいた名を与えられたことを誇りに思い、事務方としての更なる貢献を誓う。
第18巻「乾坤の章」
第7章 地角の星
文治省にて宣賛や杜興を支え、六万を超える大軍の再編に向けた膨大な兵の資料整理や事務作業を完遂する。金大堅とともに、三度目の北京大名府占拠の際に不可欠だった巧妙な偽装工作を、その筆跡模写の技術で支える。呉用からは、その文官としての功績にふさわしい「聖手書生」という綽名を改めて検討される。
第19巻「旌旗の章」
第6章 天魁の星
梁山泊の陥落が不可避となると、宋江の命令によって文治省の仲間と共に船に乗せられる。組織の存続のため、金大堅と共に南の同志と合流すべく梁山泊を脱出する。