索超(さくちょう)

元北京大名府の私兵で梁山泊に加わった武人。負け知らずを誇っていたが林冲との出会いで「志」とは何かを問い直すことになる。直情的だが義に厚く強者への敬意を忘れない。鎧の下に凄まじい武勇を秘めた猛将。

第9巻「嵐翠の章」

第1章 天空の星

開封府郊外の屋敷跡で野盗の頭領格として生活しており、そこへ現れた呂方と武芸の腕を競い合う。呂方がかつて恩義のあった呂栄将軍の息子だと知ると剣を引き、亡き父の仇を討とうとする彼の志に共鳴する。呂方と義兄弟の契りを結び、共に梁山泊を目指して旅立つことを決意する。

第2章 地佐の星

焼跡で遭遇した林冲の圧倒的な武人の気に当てられ、己の未熟さを痛感する。その後、青蓮寺の罠にかかり重傷を負った林冲を救い出し、梁山泊の陣営まで無事に送り届ける。林冲の命が救われたのを見届けると、再会を期して再び修行の旅へと出発する。

第11巻「天地の章」

第1章 地然の星

長い放浪の果てに子午山へ辿り着き王進一家を訪れる。干物作りの智恵を伝授して生活を共にし、旅を通じて感じた「自身の弱さ」について王進と語り合う。楊令との棒術の立ち合いで少年の不屈の闘気に圧倒され、戦人としての居場所を梁山泊に定める決意を固める。

第12巻「天地の章」

第1章 地健の星

威勝の叛徒・唐昇の下で武術師範を務めていたが、晁蓋の訃報を聞き、約束の期限を過ぎて梁山泊へと急行する。到着後は林冲の黒騎兵に加わり、流花寨を包囲しようとする官軍二万を壊滅させる戦いで先頭に立って突進する。

第2章 地傑の星

林冲の牧において燕青から馬上体術の指導を受け、何度も投げ飛ばされながらも、力に頼らない新たな戦い方を吸収する。

第3章 地正の星

済州攻略後の束の間の休息中、梁山湖に浮かべた小舟の上で揺れを利用した体術の修練を積み、燕青を相手に技を磨く。

第4章 地蔵の星

北京大名府攻略戦に参戦し、林冲と共に城外で敵陣を徹底的に攪乱し、官軍が再集結する隙を与えない活躍を見せる。

第13巻「白虎の章」

第2章 地祐の星

梁山泊本隊の上級将校として、再編された軍の中で青騎兵の指揮を任される。

第3章 地僻の星

呼延灼の指揮下で禁軍・趙安の軍と対峙し、圧倒的な兵力差を前に一歩も退かずに陣を守り抜いた。

第4章 地飛の星

五丈河への撤退戦において、趙安軍の追撃から歩兵を逃がすため、殿軍の一部として激しい防衛戦を展開した。

第14巻「爪牙の章」

第1章 地急の星

青騎兵を率いて林冲の部隊を凌ぐほどの動きを見せ、徐寧が持ち込んだ長槍の威力を自ら木剣で確かめる。新しい名馬を熱望しており、段景住が北から調達してきた若馬に強い関心を示す。

第15巻「折戟の章」

第1章 天英の星

双頭山にて青騎兵を率いて奮戦するが、戦いの途中で林冲から秘密裏に命令を受け、扈三娘と共に戦線を離脱して北京大名府方面へとむかう。

第2章 地煞の星

宣賛の策に従って北京大名府の奇襲作戦に加わり、顧大嫂らが開いた正門から一気に城内へ突入して青騎兵の武威を見せつける。壊滅的な打撃を宋軍に与え、北京大名府の速やかな占拠に大きく貢献する。

第6章 地奇の星

単廷珪が林冲との過酷な稽古で限界を超えようとする姿を傍らで見守り、彼に活を入れて呼吸を助ける役割を担う。単廷珪が毒を吐き出して回復した際には、その不屈の精神に感銘を受け、彼の復活を喜ぶ。

第16巻「馳驟の章」

第2章 地雄の星

林冲の黒騎兵に続き、自ら率いる「青騎兵」とともに劉唐の救援に駆けつける。公孫勝と林冲が険悪な雰囲気で言い争いを始めた際、苦笑しながら二人の間に割って入り、場を収める役割を果たす。

第4章 地数の星

梁山泊本隊の騎馬隊隊長として配置表に名を連ね、主力の一翼を担っている。

第17巻「朱雀の章」

第3章 天巧の星

林冲の騎馬隊の一翼を担い、五丈河での童貫軍との激戦で先頭に立って敵陣を突き崩す。林冲とともに絶妙なタイミングで反転・離脱を繰り返し、圧倒的な兵力を誇る敵を翻弄する。

第6章 地損の星

鄆城の牧にて宋江を迎え、裸馬の乗り方や剣の稽古をつける。日々過酷な調練を自らに課しながら、再び出撃の気配を見せる童貫全軍との最終決戦に備える。

第18巻「乾坤の章」

第2章 地獣の星

青備えの騎馬隊を率いて野営する中、単騎で現れた楊令と出会い、林冲や史進との再会を仲介する。林冲と楊令の真剣勝負を見守り、少年のようだった楊令が並の将校では勝てないほどに強くなったことを実感する。

第7章 地角の星

林冲の死後、戦場から林冲と郁保四の屍体を回収し、埋葬を済ませてから軍議に臨む。林冲騎馬隊の指揮を楊令に引き継ぐよう提案が出た際、自分ではその役目を務められないと認め、楊令の才を信じて後任に推す。

第19巻「旌旗の章」

第2章 天威の星

楊令の指揮下で林冲騎馬隊の精鋭である青騎兵を率い、童貫の旗印目がけて突撃する。

第3章 地醜の星

本営への奇襲を楊令とともに救うが、宋江の護衛を優先させた呉用の命令に激しい怒りを露わにする。

第5章 天捷の星

楊令、史進、馬麟らと連携し、童貫の騎馬隊と高度な読み合いを伴う激しい駆け合いを繰り広げる。

第6章 天魁の星

敵の重囲に陥った楊令を救うため、自ら外側から包囲網を突き破る。楊令の脱出には成功するが、その際に受けた槍傷がもとで馬から転落し、戦死を遂げる。