李立(りりつ)

李俊の配下として水軍を支える実務家。実直で実行力があり、水上作戦の実務を着実にこなす。目立たない存在ながら、その安定した働きが梁山泊の水軍を支えている。

第4巻「道蛇の章」

第4章 天寿の星

掲陽鎮の街道沿いで飯屋を営み、李俊が進める闇塩商売の中継拠点を守っている。店を訪れた旅人が指名手配中の宋江であることに気づき、即座に李俊へ報告してその後の動向を左右するきっかけを作る。李俊が山寨を築いて叛乱を起こす決意を固めた際には、商売を継続して山寨を養うための資金源を確保する重責を担う。

第6巻「烈火の章」

第2章 地文の星

穆弘の弟分。物資の運搬や管理の才能を見込まれ、穆弘らが梁山泊へ向かう際、顔を隠して活動する蔣敬の助手として二竜山に残ることを秦明に認められる。

第4章 天猛の星

二竜山、清風山、桃花山の三山が連携を強める中、蔣敬が調達した膨大な物資を各拠点へ滞りなく分配するため、物資担当として山寨や戦場を精力的に駆け回って兵站を支える。

第8巻「青龍の章」

第2章 地異の星

二竜山の物資管理を担当し、十棟に増えた庫の兵糧や武器の備蓄を厳格に管理する。山寨内で暮らす数少ない女たちの中に彼の妻も含まれており、兵士たちの家庭生活の一翼を担う。

第3章 天富の星

鄭天寿が官軍を破った後の戦場から回収された大量の武器を、武器倉に補充できることを喜ぶ。常に倉が満たされていないと安心できない性分であり、戦果としての鹵獲品を整理する任務を全うする。

第9巻「嵐翠の章」

第1章 天空の星

二竜山の兵站担当から、新設される流花寨の兵站担当へと配置換えとなる。二竜山時代からの上官である花栄の下で、再びその手腕を振るうことになる。

第13巻「白虎の章」

第5章 地退の星

曹正とともに流花寨の兵站を担い、臨戦態勢にある軍を支える。寨が孤立する可能性も見越し、長期間の対峙に備えた物資管理に奔走した。

第15巻「折戟の章」

第2章 地煞の星

曹正と共に流花寨の補給を管理し、最前線の兵士たちが飢えることなく武器を欠かないよう、影で寨の防衛戦を支える。戦況がどれほど深刻になろうとも、兵站に滞りを生じさせない見事な差配を見せる。

第16巻「馳驟の章」

第1章 天貴の星

流花寨の兵站を担当し、激しい戦で損耗した武器や衣料の調達に奔走している。

第6章 地陰の星

水軍への補給も兼任するようになり、済州で李俊らとともに孫二娘の店に立ち寄る。身内を失った悲しみを紛らわせる顧大嫂と孫二娘の猛烈な酒の勢いに圧倒され、無理やり大酒を飲まされた挙句、翌朝まで泥酔して倒れ込むという滑稽な姿を見せる。

第17巻「朱雀の章」

第1章 天立の星

流花寨の兵站担当として、重要拠点の物資管理や防衛の基盤を支える役割を担う。

第18巻「乾坤の章」

第5章 地奴の星

呉用の密命を受け、隠密裏に輜重五十輛を北へ回して二竜山から退却する楊春の部隊に兵糧を渡す。長清での兵糧調達に際して不正を働いた部下の盛栄に対しては自ら剣を振るい、その手首を斬り落とすという苛烈な処断を下す。北京大名府の占拠作戦では、兵糧の移送を偽装することで官軍の董万を双頭山方面へ誘き出し、無血開城を成功させる決定的な役割を果たす。

第19巻「旌旗の章」

第1章 地満の星

野戦における兵站の実務を担当し、各陣地に食糧や武器が滞りなく届くよう差配する。

第2章 天威の星

激戦が続く中、前線の将兵に兵糧や武器を供給し、過酷な戦闘を支える裏方として役割を果たす。兵士たちが疲労の極致にある中、適切なタイミングで糧食を配り、休息の機会を確保する。

第5章 天捷の星

戦況が不利になり本隊が後退を余儀なくされる中でも、梁山湖に到着する輸送船からの補給活動を続ける。極限状態にある前線の兵士たちの戦意を支えるため、危険を顧みず最前線近くまで物資を運び込む。