孟康(もうこう)
造船技師で梁山泊の水軍を支える船の設計・建造を担う。技術者としての高い専門性を持ち、現場で黙々と仕事をこなす実務家肌の人物。その設計した船が梁山泊の水上作戦を可能にした。
第5巻「玄武の章」
第3章 地会の星
飲馬川で呉用の訪問を受け、梁山泊との連携に応じ、自ら遼軍から大量の武器を買い叩く危険な任務に就く。買い付けた武器を双頭山の朱仝と雷横のもとへ送り届け、そこで魯智深と鄧飛の生還を知らされ歓喜する。
第4章 地空の星
双頭山の兵たちと交流しつつ、武器供給を通じて梁山泊の勢力拡大を支え、いずれ訪れる合流に備える。
第6巻「烈火の章」
第5章 地劣の星
飲馬川から双頭山に加わり、宋清を助けて物資の管理や工房の運営に携わる。段景住の馬の買い付けに同行して遼の国内へ潜入し、国境付近の地理に詳しい案内役として活躍する。馬の医者である皇甫端を救い出す際、彼の絶望の原因となっていた不貞の妻らを殺害し、強引に連れ戻す手助けをする。
第7巻「烈火の章」
第3章 地周の星
双頭山において物資の調達係を務め、宋清とともに山寨を裏で支える役割を担う。山寨に不足している物資を確保するため、宋清と連れ立って梁山泊へと向かう。宋江が滞在する間も、実務家として拠点運営に不可欠な物流の維持に奔走する。
第5章 地賊の星
遼の地で買い付けた二千頭の名馬を梁山泊へ運び込むため、李俊や鄧飛とともに国境地帯へ出動する。かつて飲馬川で培った賊徒としての経験を活かし、官軍の執拗な追撃を巧妙にかわして名馬の越境を成功させる。過酷な兵站任務を完遂し、梁山泊の騎馬隊強化に大きく貢献する。
第8巻「青龍の章」
第3章 天富の星
梁山泊の馬匹輸送の責任者として、北からの馬の買入れや輸送に尽力する。林冲らが鹵獲した千五百頭の馬を梁山泊へ運ぶ際、その困難な輸送計画を支える裏方としての役割を担う。
第5章 地勇の星
祝家荘戦の終結後、長期間にわたる過酷な戦いを支え抜いた兵站の功績について呉用らから言及される。蓄えてきた物資を適切に供給し続け、梁山泊軍の継戦能力を維持した立役者の一人である。
第11巻「天地の章」
第1章 地然の星
双頭山の兵站を宋清と支えており、盧俊義から自身の派遣要請が届いていることを朱仝が気にかける。
第3章 地楽の星
盧俊義のもとへ向かう準備のため、慣れない膨大な書類の整理に自室で格闘している。
第12巻「天地の章」
第4章 地蔵の星
朱富の経営する食堂に現れ、五日ほど梁山泊に滞在した後に去っていった。一見するとおどおどした印象を与えるが、実際には遼国にまで頻繁に潜入して活動する隠密としての実力が示された。
第13巻「白虎の章」
第5章 地退の星
燕青とともに再建が進む双頭山へ入り、以前共に兵站を担当していた宋清との再会を果たす。戦で大打撃を受けた砦の惨状を目の当たりにし、亡き戦友たちの死を悼みつつ、物流と軍馬の調達任務に従事した。戦うことよりも裏方として軍を支える自身の適性を自覚し、魯達の意を受けて北方の闇塩の道の任務へと戻った。
第14巻「爪牙の章」
第1章 地急の星
北方の馬事情に精通した人脈を活かし、一千頭の馬を買い付けて双頭山へと送り届ける。燕青とともに表面に出ないように動きながら、壊滅の危機にあった双頭山の軍備を短期間で立て直す功績を挙げる。
第3章 地短の星
北から運んだ武器を威勝の石梯山へ供給し、魯達や武松たちが籠る砦の防衛体制を整えるための兵站業務を担う。
第15巻「折戟の章」
第3章 地遂の星
戦後の軍議において、燕青とともに闇塩の道を通じた物資の売買と調達を担当することが決まる。各寨で枯渇した兵糧や資材を補うため、柴進の指揮下で梁山泊の物流と経済基盤の再構築に奔走する。
第16巻「馳驟の章」
第1章 天貴の星
柴進と呉用の会議において、遼の事情に明るい人物として女真の地での武器調達任務の適任者に挙げられる。
第6章 地陰の星
女真の地への輸送任務を成功させ、待ち構えていた武松や李逵と再会する。公孫勝による袁明暗殺や、済州での孫二娘たちの酒乱騒ぎといった梁山泊の最新情勢を仲間に伝え、情報伝達の要としても機能している。
第17巻「朱雀の章」
第3章 天巧の星
双頭山が陥落した後、北方の塩の道が受ける打撃を最小限に抑えるべく、代替ルートの選定と再構築に奔走する。
第4章 地捷の星
段景住と連携し、困難な岩山を越えるルートを使って北から大規模な馬群を梁山泊へ届けるための調整を行う。
第6章 地損の星
王英、武松、李逵らとともに女真の地へ入り、阿骨打らとの協力関係を深めながら、金国建国へと繋がる新たな貿易路を確立する。
第18巻「乾坤の章」
第6章 地平の星
女真の地へ船二艘分の兵糧を運び、蔡福らと合流して物資の供給を調整する。銀の搬送に際しては、遼軍の追跡を警戒して阿骨打へ伝令を出し、戦闘後の銀を山中の砦へと運び込む段取りをつける。
第7章 地角の星
燕青と連携して北の国境付近で活動し、官軍が手配した馬の流入を阻止する任務を遂行する。彼らが買い入れた馬や妨害によって得た馬は、梁山泊騎馬隊の戦力増強に大きく寄与する。
第19巻「旌旗の章」
第1章 地満の星
北の地域で商人を通じて麦を買い占め、童貫軍の兵糧調達を妨害しつつ、女真族や唐昇の軍へ物資を供給する。聚義庁の意図を汲み取り、敗北後をも見据えた兵站の構築に自らの誇りを懸ける。
第3章 地醜の星
段景住とともに北で買い付けた一千頭の馬を、夜陰に乗じて梁山泊の本隊へ届ける。楊令や史進に対し阿骨打からの「死ぬな」という伝言を伝え、物資供給の面から決戦を支え抜く。