周信(しゅうしん)

旧宿元景軍の一万五千を任された若い将校。指揮官としての重圧に苦しみながらも、童貫の課す過酷な調練に挑む。

第15巻「折戟の章」

第6章 地奇の星

童貫による野戦調練で、旧宿元景軍を引き継ぐ指揮官として試される。戦術に「ひらめき」を見せるが、持続性や想定の甘さを童貫から厳しく指弾され、どん底の屈辱を味わいながらも再起を期す。

第16巻「馳驟の章」

第1章 天貴の星

禁軍の将校として一万五千の兵を率い、童貫による二十日間に及ぶ断食調練に耐え抜く。過酷な経験を経て、老人のような皺を刻みながらも野獣のような眼光を放つ精強な指揮官へと鍛え上げられた姿が描かれている。

第5章 天牢の星

徐寧の回想において、童貫に抜擢された上級将校として言及される。かつて童貫に恩義があり、新設された禁軍遊撃隊の指揮官として期待を寄せられていることが語られる。

第17巻「朱雀の章」

第1章 天立の星

禁軍の将校として遊撃隊を指揮し、双頭山の戦いに参戦する。戦後、帰還する童貫軍と交代する形で一万五千の兵を率いて双頭山の本営に入り、春風山・秋風山に籠る梁山泊軍を包囲・監視する。

第2章 地巧の星

双頭山の守備を固める中、北京大名府の梁世傑が持参した偽の蔡京書簡と命令に直面する。禁軍府の指示を仰ぐことを主張するが、蔡京の私印の権威に抗えず、包囲していた春風山・秋風山の兵を退かせて梁山泊軍の脱出を許してしまう。

第5章 地狂の星

直接の登場はないが、北京大名府近郊での争闘において、自身の騎馬隊二千が林冲の急襲を受けて全滅し、多くの馬を奪われるという大損害を被ったことが公孫勝らによって語られる。

第18巻「乾坤の章」

第2章 地獣の星

童貫から双頭山の守備を任され、禁軍の将校として二竜山を包囲する趙安の軍を側面から掩護する構えを見せる。

第4章 天哭の星

一万の援軍を率いて二竜山へ急行するが、陣を組む前の行軍中に楊令率いる騎馬隊の奇襲を受け、その変幻自在な動きに翻弄される。一直線に中央を突破され、最期は楊令自身の手によって討ち取られ、その首は二竜山の寨から見える場所に晒される。