侯蒙(こうもう)

元は亳州の高官だったが、十四年前に童貫にその才を見出されて彼の幕僚となった参謀。政事や情報収集に長け、童貫が戦に専念できるよう政治的な裏工作や他勢力との交渉を一手に引き受けている。

第16巻「馳驟の章」

第1章 天貴の星

青蓮寺が梁山泊の資金源である「闇塩の道」を追いきれず、銀山の枯渇による軍費不足に喘いでいる現状を童貫に報告する。童貫の真の望みを深く理解しており、彼に最高の戦場を用意することを自らの喜びとしている。

第19巻「旌旗の章」

第2章 天威の星

開封府にあって蔡京の背後に控え、戦の長期化に不満を募らせる廷臣たちの動きを朝廷工作で封じ込める。高俅の動静を監視しつつ抱き込み、童貫が戦に専念できる政治的な環境を整え続ける。

第5章 天捷の星

童貫が開封府に残した代理人として、帝の信任を背景に朝廷内の反戦論や政争を抑え込む。青蓮寺の李富と対等に渡り合い、暗殺にも長けた手駒十名を譲り受けて高俅の動きを警戒しながら、蔡京政権を揺るがす芽を事前に摘み取る。