文立(ぶんりつ)
禁軍の猛将・趙安が聞煥章を守るために特別に付けた四人の腕利き護衛の班長。極めて忠実な軍人であり、主君の危機を救うためなら自ら進んで囮になることも厭わない自己犠牲の精神を持つ。
第15巻「折戟の章」
第2章 地煞の星
趙安の命を受け、北京大名府陥落の混乱の中で聞煥章の護衛にあたる。危機的状況下でも冷静に脱出経路を模索し、替玉を用意するなど周到な策を講じる。時には主君に対してすら当身を用いて安全を確保する。
第17巻「朱雀の章」
第4章 地捷の星
聞煥章の護衛として常に傍らに控え、童貫の出動以降に生気を失いつつある主人の心情を察しながら静かに支える。北京大名府の守りを固めるべきという李富の意向を聞煥章に伝え、組織の変質を共に見守る。
第5章 地狂の星
北京大名府にて呂牛を護送中、孔亮の致死軍による急襲を受ける。卓越した剣技で応戦し、孔亮に致命傷を負わせるが、燕青の介入によって打ち倒され、呂牛を奪還される。
第19巻「旌旗の章」
第5章 天捷の星
燕青によって潰された顔の右半分を晒しながら、聞煥章の影のような護衛として活動を続ける。呂牛の後を継ぐ呂英の報告を聞く場に同席し、聞煥章の意を汲んで呂英に武術を教えるなど、若い間諜の育成も担う。