水滸伝、完結

水滸伝全19巻を読破するための支援サイトが、完成しました。


北方水滸伝はずいぶん昔に一度読んでおり、当時の私は中国に単身赴任の最中でした。単行本を片時も手放さず持ち歩き、電車で、バーで、カフェでと、むさぼるように読んでいたのが懐かしいです。

酒と音楽と読書。これは私にとっての至福の瞬間で、酒と音楽の相乗効果もあってか、水滸伝を読みながら何度泣いたことか・・・。

北方氏の書く文章はとても不思議で、一文一文がジャブやボディブローのようにじわじわ効いてきて、最後には感極まってしまう。

漢達の覚悟、愛、強さとやさしさ、こだわりに潔さ。これらの表現を、まっすぐにぶつけてくる。受け止めているうちに、うるっと来てしまう。

けれど、決して綺麗ごとだけじゃない。承認欲求が強すぎたり、いつも一言多かったり、妬んだり愚痴ったり、頑固だったり、部下に任せられなかったり、色んな個性がある。

仕方ないよ人間だもの。何千年経とうが、人の本質など変わりはしないのでしょう。

北方水滸伝は、会社等の組織に所属する方にも、とてもお勧めできます。上司と部下の関係、部門間の困難な調整、リーダーの資質、チームワークとは?ヒントが随所に散りばめられていたりします。


そして物語は「楊令伝」へと続きますが、実は私、楊令伝で挫折しています。しかも、3巻か4巻だったか、早々のリタイアです。

「楊令伝をもう一度読むため」、これがこのサイトを作成したそもそもの目的です。

けれど、水滸伝の内容を忘れてしまった状態で楊令伝を読み始めるわけにはいかない。再び、水滸伝から読まねば。

誰しも、林冲や史進など、強烈な人物のことは忘れない。けれど、印象の薄い人物も大勢いる。

加えて登場人物が多い。梁山泊軍だけで108人だ。その家族、官軍、青蓮寺、商人、その他人物を含めるととんでもない数となる。

全部を覚えることなどできないが、せめて参照して振り返れるようにできれば・・・。


興味はあるが、物語が長すぎる、人物が多すぎる、宗の地理が把握できない、そんな理由で二の足を踏んでいる人や、挫折してしまった人の助けに少しでもなればと思い、どうせなら、WEBサイトにして公開しよう、と考えました。

初期の段階では相当試行錯誤しつつ、作っては変更の繰り返しでしたが、AIの力をフルに活用し、何とか完成しました。

楊令伝を読むための、再読水滸伝ですので、スピード重視、サイトとしての精度が低いのは自覚しています。

楊令伝でも同様のサイトを制作予定ですが、次はじっくり読み、噛みしめながら、楽しみながら、より充実したWEBコンテンツを作りたいと思っています。


ところで、水滸伝には「108人の登場人物」と「梁山泊の敗北」という、2つの縛りがあったのだろうと思います。

108人の漢達を登場させなければならないし、梁山泊の敗北すなわち登場した漢達を次々と殺さなくてはならない。

その縛りの中、「腐敗した官 vs 民のクーデター」を軸に、「高度な武力戦と知能戦」「隠密・暗殺・偽造活動」「男女の愛、嫉妬、ハニートラップ」を添えつつストーリーが展開していく。

歴史小説が苦手な私ですが、歴史的な抵抗感を特に感じることなく読めたのが、北方水滸伝でした。

そして、次回作の楊令伝では、この2つの縛りが無くなります。縛りから解放された北方氏が、物語をどう展開していくのか?一番の楽しみとしているポイントです。


個人的には願わくば2点を期待。

登場人物を過度に増やさないでほしい、武力での戦いに依存しすぎないでほしい、と思うのです。

水滸伝は19巻もあったのに、もっと林冲を、公孫勝を、安道全を書いて欲しかった、そんな人物がたくさんいました。

そして部隊戦闘のシーンは、一騎打ちはともかく、数千人、数万人の部隊同士の戦いを小説で表現するのは難しいと思っています。戦闘の模様をうまく表現できるのは文章よりも画像、画像よりも動画だと思います。

当ウェブサイトでそこをうまく表現できればとも考えたのですが、いまのところ良い方法は見つかっておらず、今後の課題として残ります。


最後に、本サイトの開発環境について、参考までに紹介しておきます。

このようなコンテンツの作成は、今やAIで簡単に実現できるようになりました。 プログラムコードは全く書いていません、すべてAIがやってくれます。

一方で、自分の中の構想を実現するためには、AIとのコミュニケーションの取り方が非常に重要です。

今時のAIは驚くほど賢くて、まさに私が一つ言えば十理解するかの如く対応してくれるのですが、Hugoのサイト構造設計や、画像生成のプロンプト作りこみではそれなりに苦労しました。

人間にとって今までには必要のなかった、新たなスキル・ノウハウなのだろうと捉えていて、そういうことも含めて私にとっては刺激的な作業でした。

そして何よりも、何かをクリエイトすることの充実感・達成感は良いものです。 それでは、いずれ「楊令伝」でお会いしましょう。


構想設計、壁打ち:Claude Chat

文章生成:Gemini Notebook

画像生成:Gemini Nano Banana 2、Bing Image Creater

SSG(静的サイトジェネレーター):Hugo

CDN(コンテンツデリバリーネットワーク):Cloudflare

ビルド、デプロイ:Claude Code

履歴管理:GitHub

アシスタント:AI Agent 彩